高齢者の病気の一つである老人性難聴

年齢とともに、体の様々な部分に不調が表れていきます。
高齢者になったことで病気に悩まされるようになったという人も多いです。
高齢者特有の病気というものもあり、その一つとして老人性難聴は知られています。
難聴自体は、年齢に関係なく引き起こされるものです。
子どもでも大人でも、もちろん高齢者でもなります。
その難聴の原因は心理的なものや身体的なもの以外にもあり、加齢以外に考えることができない場合には老人性難聴と診断されます。
老人性難聴には複数の特徴があり、耳に不調を抱えている場合には特徴に当てはまるか確かめてみるとよいでしょう。

老人性難聴は、40代から60代ごろから始まる病気です。
それよりも若い場合は、ほかの原因の難聴の可能性があります。
また、高音部から聞き取りにくくなるという点も老人性難聴の特徴のひとつです。
音の高さにかかわらず聞き取りづらいということではなく、高い音、女性や子どもの声が特に聞き取りにくいとなると、老人性難聴の可能性が高いでしょう。
高音部から徐々に低音部まで聞き取りづらくなっていきます。
両耳がほぼ同時に聞き取りづらくなるというのも特徴です。
片耳だけ聞き取りづらいということはなく、両耳そろって聞き取りづらいので、どの方向の音も聞き取りづらいです。
このほか、声が特に聞き取りづらい点も特徴と言えるでしょう。
難聴というとどの音も聞き取りづらい印象がありますが、老人性難聴は異なります。
物音や警告音は聞き取れても、話し声、何を話しているのかを聞き分けることが難しくなります。