加齢が原因で、高齢者の身体は変化します。
主な身体的な変化は、目や耳など各部分の機能低下です。
老眼や老人性難聴を発症すると、日常生活に支障が出ます。
機能低下を補うために、老眼鏡や補聴器を使用する高齢者は多いです。
また、体力や免疫力の衰えに伴い、高齢者は病気にかかりやすくなるところが大きな特徴です。
インフルエンザなどの感染症にもかかりやすいので、流行するシーズンには十分に気をつけましょう。
手洗いやうがいのほかに、混雑している場所に近づかないなどの配慮が必要です。
さらに、内蔵機能が低下するために、心筋梗塞やガンなど重篤な病気にかかる可能性が高くなります。
日頃の生活習慣から病気になるケースも多く、日常生活の過ごし方が重要なポイントです。
運動や食事などによって、加齢による機能低下を予防することは可能です。
散歩や体操を行えば、筋肉の低下を防げます。
心肺機能の衰えを防ぐこともできるので、定期的に運動する習慣は有効です。
さらに、野菜や肉、魚など多くの食材を摂取すれば、ビタミンやミネラルが不足する心配がありません。
栄養素が足りなくなると、体力が落ちたり、病気を発症したりするので要注意です。
尚、わかりにくい身体的な変化として、体温調節の衰えが挙げられています。
気温の変化に鈍感になるために、真夏は熱中症にかかりやすくなります。
気温が高い日はこまめに水分補給を行ったりエアコンを使ったりして、熱中症を予防しましょう。